2020年9月からスタートしたコミュニティ型広報勉強会「みんなで広報会議」では、毎回様々なテーマで事例共有を行っています。
4月8日の発表者は、子育て情報紙を発行、子育て情報ポータルサイトを運営。大阪市子育て支援拠点事業やあべのキューズモール協働事業で、乳幼児親子が遊べるひろばを3か所運営している「一般社団法人 codomotoままちっち」代表の林さん。
小学生の子ども記者たちが地域のお店や企業、気になることを取材し、新聞を作る「子ども記者」。大阪のまちと子どもたちがつながれるような、いろいろな名所やエリア、まちで暮らす人々が登場する「まち絵本 とことこおおさか」についてお話いただきました。
「子ども記者」では、取材先の意向に沿いつつ、子どもたちの声を優先し、大人が手を入れすぎないように注意していること。記者講座の中で、普段目にするニュースがどうやって作られているかも話し、「単に楽しかったでは終わらないようにしている」ことが印象的で、参加(取材先)企業も「自分たち会社の魅力を再発見」や「仕事を振り返るきっかけ」になっているそうです。
「まち絵本」では、絵本をつくるプロセスで、「健常者だけでなく、障害を持つ人、外国人など様々な人が町にいる」ことを改めて実感したこと、クラウドファンディング、メディア掲載とも、「つながりが支援や取材のきっかけになった」ことが印象的でした。
「まち絵本」では、みんなで広報会議メンバーの印刷会社が印刷し、同じくメンバーの洋菓子のギフト店で絵本を販売するなど、協働も生まれています。どちらも仕組みも、別の地域でも展開できるので、この発表をきっかけに他の地域にも広がることを期待しています。
みんなで広報会議は、各社の経験を共有することで、自社だけで試行錯誤するよりも、早く経験値を積み上げることができます。またメンバーの取り組みを聞くことで、単発の広報セミナーでは難しい、相談しあえる関係性もつくることができ、「互いに情報をシェアしあう」「商品の協働開発」「販売協力」など、様々な協働が生まれています。
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