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お客様の声

VOL.6

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  1. トップ
  2. PR事例
  3. 生活者へのブランディングを、多様なクリエイターとのコラボで実現
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オージーケー技研株式会社
営業部MD 係長
田島剛毅さん
自動車用品・部品メーカーのオージーケー技研株式会社(本社:東大阪、以下「OGK技研」)。なかでも自転車用チャイルドシートは、全国シェア7割を誇る主力製品です。都市部では、街中を走る子乗せ自転車で「OGK」のロゴを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
弊社とのお付き合いが始まったのは、その社名が今ほど市場に認知される前の2009年。「もの(商品)は動くが自社の名前が知られていない」という課題に応えるため、弊社ではブランド調査、プレリリースのほか、多様なクリエイターとコラボにより、キャラクター制作、商品カタログ、特設サイト、動画制作などお手伝いしてきました。長いお付き合いになる田島さんに、その広報活動を振り返っていただきました。

生活者の認知度をどうあげていくのか。

ものづくりのまち・東大阪市に本社を構えるOGK技研。自転車のハンドルに付ける樹脂製グリップの製造会社として1948年に創業して以来、バスケットや車輪など、自転車用品・自転車用部品を製造販売しています。
主力製品である自転車用チャイルドシートは、OEM製造から始め、1997年より自社オリジナル製品を販売開始。樹脂成形技術を生かしたチャイルドシートは、自転車に簡単に取り付けられるうえ、子どもとの移動を楽に便利にするアイテムとして、主要取引先である自転車販売店を通じて市場に浸透していきます。2002年、2005年に新たなモデルを開発、2008年には幼児・育児関連用品の製造販売を始めるなど、新市場を開拓していきました。
しかし、「もの(商品)は動いても、OGKという社名を知っている人は少なかった」と田島さん。当時の広報課題は、生活者に向けた企業認知、共感や評判につながる企業ブランディングにあったのです。
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OGK社内にある展示室には、主力製品であるチャイルドシートのほか自転車用パーツが並ぶ

セミナーが社内の意識改革に。
「子どもや母親に親しまれるキャラクターを作りたい」

同じころ、プレスリリースを依頼していた会社がリーマンショックを受けて廃業。田島さんは代わりを探し、広告代理店を通じて弊社を知ります。
そのため弊社とはプレスリリースの相談で取引がスタート。しかし、打ち合わせをするなかで企業ブランディングの必要性を強く感じた弊社は、OGK技研の社員向けにブランディングセミナーの開催を提案しました。そのセミナーが「社内の雰囲気を変えるきっかけになった」と田島さん。
「社内で、『BtoCに進出するならブランドづくりをやっていかないといけない』『BtoC向けのイベントや展示会に出て、どうやってうちのブースに来てもらえるだろうか』というような議論が交わされるようになったんです」。

そうした声から生まれたのが、キャラクターという発想でした。「ターゲットである子どもや母親に親しまれるOGKオリジナルのキャラクターを誕生させたい」。

弊社は大阪のクリエイター支援施設「メビック」(大阪市中央区)で創業、当時はメビックのインキュベーションオフィスに入所していたこともあり、様々なクリエイターとのネットワークが強みです。その強みを生かして、デザイナー・浪本浩一氏(株式会社ランデザイン)と協働で提案し、OGK技研のキャラクター「コのスケ」が誕生しました。
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社内で「かわいい」と大評判になったOGK技研のキャラクター「コのスケ」
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コのスケはその後、きぐるみ、キーホルダー、シールなど様々な販促グッズに展開。写真のように、店頭で商品とともに展示されることが多い。

ブランドイメージの統一で顧客体験価値を向上

「コのスケの誕生は、間違いなく社内に『うちの会社、何か新しいことをし始めたな』という雰囲気を作りました」と田島さん。それまで商品写真が並べられるだけの硬いイメージのカタログは、コのスケが登場する柔らかく親しまれやすいカタログへ。ブランドイメージを統一させるため、商品包装や販促グッズ、ホームページなど、顧客接点になるあらゆるモノの刷新へとつながっていきます。弊社では会社案内用の動画撮影やカタログの刷新などもお手伝い。こうした制作物は毎回、多様なクリエイターとのネットワークで生み出しています。
「PRリンクさんはメンバーのチョイスが上手なんですよ。『OGKのこの案件ならこの人』という感じで、毎回ベストな人を探してきてくれる。だから『困ったときのPRリンク頼み』なんです」(田島さん)
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弊社がお手伝いした商品カタログ

ものづくりと一体となり、広報を伴走

2018年で設立70周年を迎えたOGKは、次の100周年に向け、理念を「家族の移動創造企業へ」と刷新しました。幼児関連の自転車用品から、家族全体の移動を考えた広い視野でのものづくりへ。最近では、新ブランド「MUNI」立ち上げや、双子のお母さんが楽しく外出できるよう、実際に双子を育てるお母さんとともに開発した「ふたごじてんしゃ」を製造・販売。弊社ではMUNIのサイト制作、ふたごじてんしゃのリリース作成等で伴走支援を続けています。
「挑戦をきちんと社外に発信しているから、業界のなかでも『OGKは変わってきた』と言われる機会が増えてきました。また、リリースしていない商品についてメディアから問い合わせがくることもあり、メディアの間でも会社の認知がだいぶ積み上がってきたのではないかと思います」(田島さん)。
挑戦する風土を多様なクリエイターとのコラボにより後押しし、その成果物がさらなる挑戦を育む。そしてそのひとつひとつの社会的価値を適切に広報することで、新たな領域での地位を確立させていく。OGK技研の事例は、社外の知恵とノウハウ、スキルを上手に活用しながら企業価値を向上させたひとつの事例といえるのです。
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「PRリンクさんと仕事をさせてもらえる弊社の役員にも感謝しています」と田島さん
更新日:2021/3/10

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